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吸血鬼・1
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とある世界、とある時間。
吸血鬼の一族の末裔が生き長らえていた。
そんな中、一人の少年が一族の末裔に接触したことにより、酷く辛い人生を歩むことになった。
俺は霊姫。
中学の時、幼馴染の渚が俺の腕に噛み付いた。
俺は知らなかったんだ。
彼が...吸血鬼の末裔だったなんて。
渚「れいちゃん...ごめんなさい。僕ね、ヴァンパイアなの...。」
霊「ヴァン...パイア...?結構昔に滅んだっていう...あの、吸血鬼...?」
渚「うん。これ、使命なの。僕らの一族は無闇に人を傷つけたりしない。自分が好きな人や愛する人だけを傷つけて、後世に繋げていくんだ。」
霊「へぇ...てことは、俺...その使命を背負わされたってことだよね?」
渚「何も言わないで、ごめんなさい!」
霊「いや、そっちじゃない。」
渚「へ?」
霊「だって、噛むのは自分の好きな人なんでしょ?渚、俺が好きなんだ。」
渚「あ、え、あ...ぁあ?!あぁぁぁぁぁぁ!」
顔を真っ赤にして叫ぶ渚が凄く可愛くて、俺も好きだよと耳元で囁いた。
すると、頭がパンクしたようにさらに真っ赤になった。
吸血鬼は太陽がダメだとか、流水がダメだとかいろいろある。
けど、渚が言うには遺伝子上の問題なんだとか。
しばらくして、俺達は高校に進学した。
親元を離れて神奈川の海常高校に入学したんだ。
渚も来たんだけど、彼は自らの伴侶を見つけるためだった。
だから、俺を好きでありながら女子を探さなければならない彼を複雑な気持ちで見守っていた。
ただ俺は女子を好きになれない。
渚も難しいって言ってたけど大丈夫だろうか?
高校に入って、ずっとやりたかったバスケ部に入ることにした。
霊「渚は部活決めた?」
渚「うん!僕ね、バスケ部入る!」
霊「俺もバスケ部だよ。」
渚「一緒だね!頑張ろ!」
霊「あぁ、頑張ろうな。」
ここでまた一つ、運命が変わった。
バスケ部の主将、笠松幸男に一目惚れした。
それに、同時期にバスケ部に入った黄瀬涼太に好意を持たれた。
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