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くだらない原因
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※柚稀視点
どれくらい時間が経ったのか。手首は拘束されてベッドに括りつけられているし、アイマスクで目隠しをされた俺にはわからなかった。
どうしてこうなった。
朝から桜と喧嘩をして家を飛び出し、ぎゃあぎゃあ五月蝿いガキ共を相手にして残業をしてから学校を出た。帰って桜に会うのも嫌だったので、憂さ晴らしに生意気そうなガキを甚振ってやろうと繁華街で声をかけたら何故か今の状況だ。
「は、は…さく、らぁ、っ…!」
助けて…助けろよ…早く…。
「あはは、桜って誰?彼女ー?おっさん、こんだけケツで善がってんのに女と出来るんだ」
「ひ、あぁっ…やめろ、いい加減に…あっ!」
尻の中に入れられたローターが激しく暴れ始める。桜に散々快感を教え込まれた所を刺激され続け、限界に近づいていた。こんなクズに良いように弄ばれて殺したいくらい腹が立つし気持ち悪いのに、体は反応するものだからここまで開発した桜が恨めしい。あぁ、桜、早く、早く…。これが桜にされているのなら、心の底から喜べたのに。
「でもここ、こんなになってんじゃん。きっしょー。これ、俺に突っ込む気だったんだろ?」
勃ち上がったそこを踏まれ、俺は達した。
「ああっ!!」
腰がビクビクと痙攣する。気持ち悪い、気持ち悪い、気持ちいい…。
「はっ…はぁっ…桜ぁ…」
気持ちいいのと気持ち悪いのとで涙が出る。足を掴まれ大きく開かされたのでせめてもの抵抗で蹴り飛ばす。どうやら顔に当たったようだ。
「いってぇな!気持ちよくしてやったのになんだよ。大人しくしてろって!」
「ぐぁっ…!」
腹を殴られ呻き声を上げる。痛みに息を荒らげているとベルトを外す音がした。
「や、やだ、やめろ、待て!お前死ぬぞ…!」
「はぁ?何言ってんの?」
入口に人肌を感じた瞬間、奥まで貫かれた。
「う、あっ!やめ、入って…っ…」
ローターが奥で動いたまま激しく突かれ、痛みと快感に叫び声のような嬌声を上げるしかなかった。
「いっ、あっ、あっ…!やだ、桜っ…きもちっ…!」
「あはは、いいんじゃん。おら、もっと可愛く喘げよ」
おまけと言わんばかりに乳首を千切れそうなくらいに抓られ、男のモノを締め付けた。
「は…締まった…ここ好きなの?きんもー、女かよ」
「う、は…あ、あ…」
「おっさん可愛いねぇ。俺の玩具になってよ」
「ふざけん、なっ!!」
誰がお前なんかの玩具になるか。俺で遊んでいいのは桜だけだ。
「あはは、何してんの?浮気ー?」
「へ、あ……?」
どこからか呑気そうな桜の声が聞こえる。確かに助けは求めていたが本当に来るなんて思ってもみなかった。
「違っ…!コイツが、無理矢理…!」
「アンタ誰?同意の上なんだから邪魔すんなよ」
「この人の彼氏だけど。さっさとそれ抜いてどっか行けよ。5秒以内に消えないと俺が消すぞ。5、4…」
「ひっ…!」
中に感じていた質量が一気に消えた。恐怖で萎えたか。目隠しのせいで俺には見えないが、桜の顔がとても凶悪なものだったのだろう。中から男のモノが抜かれ、バタバタと足音が聞こえたので出ていったようだ。静かにドアが閉まる音が聞こえた。
「は、ん、んぅ……」
奥でまだ玩具が動いている。自意識過剰かもしれないが、桜の視線を感じて俺は少しばかり興奮した。
「柚稀、同意したの?てかお前から声かけたんだろ」
「んく…でもこんなつもりじゃ、っ…」
冷たい声が聞こえる。怒ってる。絶対怒ってる。俺にまで殺気出してんじゃねぇよ。
「わかってる。あの馬鹿そうなヤツをアンアン言わせるつもりだったんだろ。詰めが甘いんだよ。いつからそんなアホになったの。俺以外に隙見せんな」
カチカチと強弱のスイッチを切り替えられる。
「ひ、あ、ぁ…桜、きもち、っ…」
「ごめんなさいは?」
「は…俺悪くない、し……」
「はぁ?俺以外のヤツ抱こうとしてただろ。抱くどころか逆にこんなの入れられて汚ぇモノに善がってさ。わかってる?これ浮気」
スイッチを切られ引き抜かれた。
「……お前が俺のプリン食べるからだろ」
「子供かよ。俺の生徒でも怒んないから」
拘束を解かれアイマスクも外される。照明が眩しくて目を細めると頬を打たれた。
「う、っ……」
「そうやってすぐ浮気に走るのどうにかしろよ」
呆れた表情で俺にスーツを着せていく。
「え……しないのか?」
「浮気するような悪い子は抱かない。プリンたくさん買ってあるから帰るよ」
怒っているのか許してるのかわからない。でもやっぱり桜は俺に甘いなぁ、と繋がれた手を見ながら思った。
「ふは……」
「何笑ってんの」
「ははっ」
俺が1人で笑っている間に桜が支払いを済ませホテルを出た。
「お前俺のこと好きすぎかよ。なんでここにいるのわかったわけ」
「携帯にGPS機能付けてるから」
「あぁ……」
わかってた。相変わらず監視されているのは。別に構わないし寧ろ嬉しいけど。
その辺に止まっていたタクシーに乗り込み自宅へと向かった。お仕置きのつもりか、移動中常に体を撫で回してくるから自然と息が上がり、運転手に体調の心配をされてしまったが適当に愛想を振り撒いて逃げた。
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