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コーラス
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「なぜ俺を攫ったの」
「お前が強いと元からわかっていたからだ。」
強いから攫った
だから今まで...
「俺はもう帰らないから。」
信頼を失うかのようにそっと顔を逸らす俺は確かに泣いていた
今まで大好きだったあの方と離れるのが心から悲しいからだ
「無鹿...」
無限はそういうと俺は振り返る
「...おと...様」
つい無限をお父様と呼んでしまう
だが仕方ない。何年もいたからだ
「お父様!」
過去に戻った気がした。
小さい頃からお父様と呼んでいた
大好きだったから。
愛していたから
俺は無限に抱きつき
「うぅ...お父様...」
小さめに声を出して泣いた
「大好きです。俺は貴方を...っ」
尊敬していました
誰よりも強いお父様を
「無鹿...」
無限は俺を優しく撫でた
あぁ...求めていたのはこれだった
無限からの愛を欲しかったのだ
「馬鹿...離れるとか...」
涙を耐えた兄さんは俺に抱きつく
「アホ!バカ!...っ」
...
「お前もだよ。バカ」
そう言うと2人で笑いあい
「また修行手伝えよな!」
そう言われ俺は離れ刄の所へ戻り微笑む
「無鹿がどれだけ愛されたのかわかったよ」
頭を撫でられる
「今日から俺がお父様だ」
そう言われ微笑み歩いて帰るのであった
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