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完璧、ダンス
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ダンス完璧。
ひとっつも間違えなかったぞ。
完璧なダンス!
はぁ…虚しいような、切ないような…
なんとも言えない想いを抱えながら、校舎裏の方まで来てひとりで静かに座っていた。
「え、あ!チアガール!!」
「あれじゃん、ごつい男の中にひとりだけいた可愛い女子!」
「うっほ!マジで!?写メ撮ってもらおう!」
大学生くらいの3人組が、騒ぎながらこっちに向かってきて、話しかけてきた。
「写真くらいならいいですけど」
「やったー!撮ろう撮ろう!!」
女子か!っと突っ込みたくなるが、必死に押さえ込んだ。
パシャ
っと、写真を撮り、じゃあこれでとその場を立ち去ろうとしたら、ガシッと手をつかまれた。
「あのさ、体育祭なんかばっくれてオレ達と遊ばね?」
「あの、勘違いしてると思うんだけど、俺男だから」
3人はキョトンとした顔になる。
「俺、男。だからさようなら」
なぜか片言で説明してみる。
ひとりの男が、俺のスカートをひらっとめくりあげた。
「ちょっ」
「あ、ホントだ。」
「男だ…」
「たしかに、女の子にしてはペッタンコだなぁと思ってたんだよな」
「わかったでしょ、じゃあもう行くから」
「いーや、それでもちょっと遊んで」
へ?
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