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和也乱入
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「さて、もう行くわね」
「結局何しに来たの?」
「可愛い息子の顔を見に来たついでに、着替えを取りに来たの」
「どうせ逆なんでしょ」
「…」
ふてくされてそう言うと、母さんは少し困った顔をする。
「ああ、佐野くん」
「はいっ」
「いつまででも居ていいから。でも、ほとぼりが過ぎたら帰りなさいね。家族は一緒にいられる時は居る方がいいんだから。じゃあまたね」
そう言い母さんは出ていった。
「………」
「な、七瀬の母さん美人だな」
「ただのおばさんだよ」
「いや、俺の姉ちゃんと同じくらい若く見えた。いくつ?」
「28」
「えっ?!わか!!」
「母さんが13の時に俺を産んだからねー。産めるくらい体が整ってないから、帝王切開らしいけど。嘘か本当か良くわかんない。あの人適当だから」
「へ、へぇ…」
「あ、こんな話よりも学校!」
「ああ!そーだった!」
ピンポーン
家のチャイムが鳴る。
母さんの忘れ物かもと思いながらドアを開ける。
「綾都!いまお前の母さん帰ってなかった?!」
「和也?」
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