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少し怖かった。
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「なぁ綾都!宿題すんの忘れた、見せて」
「またー?まあいいけど。俺のもあってるか分かんないよ」
「綾都はそう言いながら合ってるから大丈夫」
学校に着いてから、和也の反応がどうなるかと心配してたけどいつも通りだ。
「和也怒ってない?」
「………何が?」
間!!
いま間があったぞ。
これは怒ってるやつだ…。
「あ、朝和也おかしかっただろ?」
「まぁー…俺が泊まりたいって言ってもなかなか泊めてくれないのに、佐野は泊めるのかって嫉妬したけど?それだけ」
「だ、だって佐野には事情があったんだよ!家に帰れない事情が!」
「分かってるって。別に綾都を困らせたいわけじゃないから。もうこの話いい?」
「う、うん…」
和也は少し微笑んで、宿題に視線を落とす。
「和也、少し怖い…」
「ん?なんか言った??」
「い、えっ!?ううん何にも!」
「そ?」
やっぱり、なんか声とか目が笑ってなくて怖い。
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