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やけくそ。
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和也side
体育のサッカーの時間
いろいろなことに腹が立って、ムカついて、だからがむしゃらにサッカーにのめり込んだ。
「和也、今日は荒れてるな」
「触るな触るな。触らぬアホに祟りなし。だ」
「アホじゃないぞ、アホ様だ」
「あいつの頭の悪さはアホ以上だから敬意を示さないとな」
「誰がアホだよ」
「「「うおおっ」」」
後ろでこそこそと話していた連中に近づいた。
「おおおおれじゃないぞ!佐久間がな?」
「俺だけじゃなくて野上もな!」
「諦めろ和也。お前のアホは今に始まったことじゃないんだから」
「そうだな、お前のアホは昔からだ!」
「アホアホうっせーっての!」
アホアホ言いまくる佐久間たちに思いっきりボールを蹴り上げた。
が、それを佐久間たちはぎりぎりのところで避けやがった。
「あっ」
「え?!」
俺の蹴ったボールは、運悪く綾都の顔面にクリーンヒットした。
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