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目を覚ますと。
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綾都side
「ん…あれ、ここ…?」
目を開けると見慣れない天井だった。
辺りを見渡したら、保健室だってことがわかった。
えと…なんで保健室…?
「あ、起きたのね七瀬くん。具合はどう?頭痛かったりする?」
「え、あ、何ともないです」
話しかけてきたのは保健の鈴木先生。
とても優しい女の人で、学校中の生徒から人気がある。
「あの、俺何でここに?」
いつ寝たのかとか全然思い出せなくて、先生に聞いてみた。
先生は少し困ったように笑って俺の頭を見た。
「打ったりはしてないみたいね…単純にショックで覚えてないだけかな。
七瀬くん、西崎くんのボールが当たって気を失ったみたいよ」
「あっ」
そーいえばそーだった。
いきなりボールが飛んできて、それで気を失ったんだ。
あのボール和也の蹴ったボールだったのかっ、後で和也殴る、絶対に殴る。
「先生、和也は?」
「まだ授業があるから返したわ。ここにいるって聞かなかったんだけど、何とか返してね。とっても心配してたわよ」
「あ…そう」
心配してた…か
ちょっと殴るのは可哀想になってきたかも。
「今6時間目で最後だから、もう少しここにいてもいいわよ」
「あ、じゃあそーします」
ベッドにもう一度潜り込んで、目を瞑る。
あ、今日のご飯は何にしようかなぁ…
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