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一緒にご飯
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「七瀬ー!西崎ー!ご飯できたぞー」
下の階から佐野の声がした。
「今行く!」
大きな声で返事をして和也の腕の中から抜け出す。
「ほら、和也行くよ」
「はーい」
なんだかダルそうに和也も立ち上がった。
「わぁ、すごい!!」
「だろ?結構頑張った」
「ちっ、佐野のくせに」
リビングに行くと、手巻き寿司のセットがあった。
酢飯があって、海苔があって、いっぱい刺身や卵とかがある。
「刺身とかいつ買ってきたの?」
「ナイショ。それより食べよう」
「うん!」
いただきまーすと手を合わせてみんなで食べ始める。
「あ、美味しい!」
「よかった」
お酢の加減もいいし、とっても美味しい。
「綾都、口付いてる」
和也に言われて和也の方を向いたらひゅっと指で取ってくれた。
「そんなに慌てなくてもいっぱいあるし、ゆっくり食べなよ」
「はーい」
佐野にそう言われゆっくり食べる。
美味しいっ。お寿司は俺の好物なんだ。
幸せいっぱいな気持ちでもしゃもしゃと食べる。
佐野と和也がなぜかにらみ合いをしていたのに全く気付かずに。
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