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仁さん。
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「あー!ダメダメダメ待って!あーっ」
「だーめ、まちませーん」
「あーあ、また負けた」
仁さんに連れられ、俺はゲーセンで遊んでます。
「綾都くん、クレーンゲームはうまいのにこういうのはダメだね」
「仁さんが何でも出来過ぎなんですよ」
仁さんは俺の話をいっぱい聞いてくれて、なんだかムカムカしていた感じがいつのまにか無くなっていた。
「サービスでドリンク提供しています。いかがですか〜」
ゲーセン内をドリンクを持った店員さんが歩いていた。
「どんなドリンク??」
仁さんが聞くと、店員さんはにっこり笑って
「ランダムドリンクです。辛かったり甘かったり、盛り上がりそうでしょう?」
「いいね、それ。綾都くん試してみようよ」
「いいですよっ」
気が大きくなってた俺も、いつもならスルーするけど飲んでみたくなってコップを1つ手に取った。
ふたりで乾杯して、一緒に飲み干す。
「うぇぇっ、めっちゃ苦い…っ」
「俺のはあっま…っ、砂糖水みたいだわ」
ふたりしてすごい顔をしている。
それを見あって、お互い笑いあった。
「…っ、…」
「綾都くん聞いてる?」
「…っ、はい、聞いてます…」
「どうしたの?眠い?」
時刻は8時
まだまだ寝る時間じゃないのに何故かまぶたが重い。
「ちょっとだけ…なんか眠くて…」
「じゃあ俺の家で少し休む?ここから近いから」
「そんな、の…わる、ぃれす…」
まぶたが重すぎて、耐えられなくて…意識を手放した。
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