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「綾都っっ!!」
「えっ、かあぶふっ」
部屋に入ってくるなりこの人は。
がばっと俺に抱きついてきた。
「ちょ、母さんくるし…っ!」
「大丈夫?!怪我は?!生きてる?大丈夫?!」
「大丈夫だってば。ほら、この通り」
母さんは俺の体を隅々まで確かめて、最後に俺の目をじっと見て息をつく。
「あんたが襲われたって和也に聞いたときは心臓止まるかと思ったわよ」
「え、和也が言ったの?」
「麗華さんには伝えないとって思ったから。ごめん」
「い、いいよそれは。ほら、母さん仕事抜けてきたんじゃないの?戻らなくていいの」
なぜか俺を抱きしめたままの母さんの肩をそっと叩いて気になってたことを言う。
すると、母さんはまた少し顔をしかめて俺から離れた。
「…そうね。電話だけはしてくるわ。あたし今日は家にいるから」
「え…っ」
思いもしてなかった言葉を聞いて驚いた。
あの仕事だらけの母さんが休むなんて。変なの。
母さんは電話をしに部屋を出た。
「七瀬の母さんってやっぱりいい人だな」
「麗華さんはどこからどうみてもいい人なんだよ!」
「そうかな。まあ、仕事頑張ってくれてるし…自慢の母さんではあるかな」
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