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和也がホスト?
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「いやいやいや、無理ですって」
「そうですよ!和也なんかがホストなんて!」
「なんかってなんだよ」
「だって」
「だいじょーぶ。実は今日お客さんが多そうなんだ。でも、追加で人を増やそうにもみんな予定があってこれないみたいでね」
「で、新人として君を出そうってことだよっ」
「「いやいやいやっ、無理でしょっ」」
和也と声を合わせて反論。
だけど、三人はもう決めましたと言うかのように聞いてくれる気配が無い。
「じゃあ、綾くんもやる?麗華さんはダメって言わないと思うけど」
「え?」
「うんうん。麗華さん、いつでも話をするときは綾くんの話をして、綾がここで働いてたらオレたちなんか客がいなくなるとか言われてるもんな」
なにそれ?すっごい親バカじゃん。
「そうそう、麗華さんが何か深い話をするとき、絶対に綾さんの話でますよねー」
「綾が一番なのよって」
「それからそれから、たまに仕事の休憩中とかに綾に会いたいってボヤいてますよね〜」
「こらこら、話が脱線してる。とにかく、ふたりともやってくれるよな」
有無を言わさないタクトさんのとてつもない笑顔に負けて、俺たちは頷いてしまった。
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