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甘えたい気持ち。
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「今日は俺帰らないといけないんだ…綾都、ひとりで大丈夫か?」
「…うん」
家まで送ってもらった。
部屋まで連れてきてもらった。
心配してもらった。
「何かあったらすぐ呼んで。来るから」
頭をポンポンと撫でられ、和也は何度も振り返りながら部屋を出た。
ベッドの上に倒れこむ。
「…はぁ…」
何も考えたくない。
泣きすぎて頭痛い。
「……佐野…」
泣きすぎて頭が痛くなって、そのまま眠った。
こんな想いの時に和也がいなかったら、俺どうなってたんだろ…。
和也に感謝しなくちゃ…。
「ん…」
起きたらもう夜だった。
お腹減ったかも。
作る気にもならないし、何か買いに行こうかな…。
夜のコンビニへ出かけた。
おにぎりでいっかな。
食欲もそんなにないし。
おにぎりだけ買って、とぼとぼと歩いた。
「七瀬綾都さんですか?」
「…はい?そうですけど」
「一緒に来ていただきますね」
「は…?!ちょっ…」
黒いスーツを着た男が目の前に現れ、後ろからやってきた誰かに薬を嗅がされて眠ってしまった。
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