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神様のいたずら?
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「綾ちゃーんちょっと待って」
「待たない。おいてくぞ」
朝起きたら、和也が俺の上に乗っかっていて、すんごい重かった。
さらに、重いからどけようとしたのに力が入らず、その原因が手がしびれてるからだって分かった。
手が痺れるほど長時間、上に乗っかられていたってことだ。
それに腹が立って思いっきり足で蹴り上げてやった。
そしたらなんとかどかせたんだけど、勢い余って壁に頭を強く打ち付けてしまった。和也が。
そんなこんなで腹を立てているのは和也ではなく俺なんだけど。
まあとにかく、和也が悪い。
「悪かったって、な?」
「ふん」
和也の困った顔を無視してそっぽをむく。
「綾都、そんな顔してたら身長伸びないぞ」
「顔と身長は関係ない!」
むっかつく。
学校に行ったら、転校生綾小路昴くんがすでに席にいた。
俺の斜め後ろの後ろの席で、後ろの扉から入るからすれ違うのでとりあえず挨拶。
「お、おはよ」
「…っす」
微妙に小さな挨拶を返してくれた。
悪い人ではなさそうだ。
和也も挨拶をするが、綾小路くんは無反応みたいだった。
それに対して和也がプツンときれてる。
「あれはなくないか?絶対あいつ綾都に気があるんだ、じゃなきゃ綾都にだけ挨拶返したりしねーよ」
「よく考えろ和也。綾小路くんは男。俺も男。な?」
わざわざ手振りまでつけて説明してやる。
が、和也は納得しないようだ。
「いーや、絶対に気がある!!」
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