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昴の態度
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「綾都、今週末一緒に遊ばない?」
「え?」
「実は遊園地のチケット貰ったんだけど、あと4枚余ってるんだよ」
「行っていいの?」
「うん。もちろん和也もね」
「お、おう」
千尋は和也が怖い顔をしてるのを見破ったみたいだ。
遊園地かぁ、全然行ってないから楽しみだなぁ。
「でも、あと2枚余るよね?」
「うん、他に二人くらい誘えない?」
「2人…佐野とか?」
「佐野だと柊がくるだろ」
「あ、誰がいいかなぁ」
柊さんはもう退院したって話を聞いたんだけど、もしかしたらまだ遊べるほど回復してないかもしれないから誘えないかも。
誰がいいかなぁ。
「綾ちゃん!なんの話??」
「え、あ…遊園地のチケットが2枚余ってて、誰に渡そうかなって」
「じゃあ行ってもいい??」
「誰も誘う人いないなら行きたいなぁ〜」
クラスの女子がこぞって私も私もと立候補しだす。
対応に困ってると、千尋が口を開いた。
「ごめんね〜、男だけで行こうって思ってるんだ。また今度一緒に行こう?」
「「「はーいっ」」」
犬を手懐けるかのように簡単にあしらってしまった。
千尋すごい。
「男同士で行くなら俺たち行ってもいい?」
「え、佐野っ」
「と、木瀬(きせ)」
声をかけてきたのは、佐野と、佐野とよく一緒にいる木瀬北斗(きせ ほくと)だ。
「じゃあ、このメンバーで決定。日曜日でいい?」
予定がある人はいなくて、日曜日に決定した。
「じゃあ日曜日に。昴あとでね」
「うん」
千尋は昴の頭をポンポンとして、教室から出てく。
昴、俺が頭ぽんぽんって和也にしてもらった時みたいな顔してる。
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