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チョロ松が漏らす話-カラチョロ 2
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俺は両隣が起きないように極力静かに布団から出ると、カラ松の枕元まで行き、コソコソと話しかけた。
「なあ、カラ松、トイレについて来てくれない?寝てるところ申し訳ないんだけどさ」
…………
……………………
ところが、返ってくるのは寝息だけ。
全く起きる気配がない。
…この野郎…。なんで起きないんだよ…。
ちょっと、我慢できないんだけどおおおお…。
「カラ松!カラ松ってば!起きて!」
さっきよりも強めに、けど大声は出せないので耳元で訴えるが、カラ松は全くおきない。
しん…と虚しく暗い部屋に俺の声は吸い込まれていく。
部屋は肌寒くて、ぶるっと身震いすると、そのせいか尿意が増した。
これはやばい。早くしなきゃやばい。何でこいつこんなに起こしてんのに起きないんだよ!
「ちょ、ちょっと!カラ松ってば起きてよ!トイレ!漏れそうなんだって!」
なかなか起きないカラ松に苛立ち、顔をバシバシ叩いて起こしてみた。
これで起きなかったらこいつのグラサンぶっ壊す。
痛かったのか、カラマツは顔をしかめ、んーっと、うめき声をあげた。
「…チョロ松?どーした…?」
眠たそうに目をこすり、そう尋ねるカラ松に、やっとトイレに行けると安心した。
「ごめん。トイレ行きたくてさ、怖いからついて来てくんない?」
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