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出会いと軋み
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太陽が昇り陽に照らされて
辺りが明るくなりはじめた、冷たい外気が漂う頃
特別警察真選組の屯所のとある一角の大部屋では、朝8時からの会議が行われていた。
副長の管轄下にある監察方の山崎といわれる地味目の男が報告をした後、真選組副長の土方が
隊士達の引き締めを行い普段なら、終わるところだったが、今日は違った。
副長の話が終わり、会議も終わりを迎えたころ、隊士達は終わるのを今か今かと待ち構えて落ち着かない様子だった
そんな時に
普段は全て土方にまかせっきりで口もあまり挟まない局長の近藤が朝にしてみると、大きな声で今日は、
少し報告があると告げた。
その言葉に、反応したのは平の隊士達だけではなく、副長の土方でさえ瞳孔を開き、明らかに驚いていた。
局長自らが話し出しだのだから、よほど大事なことなのだろうと先ほどまでの様子とは打って変わって
隊士達も背筋を伸ばし小さい深呼吸をして息を整えるものもいて全員が聞く姿勢を整えていた_____が.
局長の顔に視線を合わせると二カッと笑っていた
局長の表情の意味が全くわからない隊士達が、ざわざわと口々に何かを話し出したりと翻弄されていた
監察方の山崎は、土方の方をソ~っと見やると明らかに機嫌が悪そうなのを確認して何事もなかったかのように
たたみの目をじっと見つめていた。
土方が、締まりのない雰囲気に今にも声を荒げようとした瞬間、そこに不似合いな間延びした声が響く。
「まだ、朝の会議、おわらねぇんですかぃ?ただでさえ朝から土方さんの声聞いて耳が痛いってのに」
_____と告げるのは一番隊隊長沖田総悟だ。沖田愛用のアイマスクを少し上に上げて視線だけを、こちらに寄越している。言葉の通り、機嫌も良くなさそうだ。
「総語~~!!てめぇ!!!!」
「なんですか、土方さん、、、俺は本当のことを言っただけですぜぃ」
そういい放ち、土方は抜刀して沖田に切りかかろうとして
沖田もまた、土方に向けて放つバズーカの準備は万端な様子だった。
「おめーらやめろ!!!…………ったく今日は新入りが来てるってのに」
その言葉にその部屋にいた全員が頭の上にクエスチョンマークを浮かび上がらせてほぼ全員口がポカーンと
開いていて間抜けずらしている
「何言ってんだ、近藤さん?隊士集めをした覚えはないぞ」
「まぁまぁ、ちょうど1枠空いてるし、いいだろ?」
そのことばを聞いた瞬間近藤と沖田以外全員土方のほうを向いた
それもそのはず、そのあいた1枠というのは副長の席なのだ。
長年、その席が空き続けているのは、土方以外にそのイスに見合うものがいないとされていたからなのだ。
そこに座る人物が現れたということに驚きもせずに
土方に変わった様子は見えないようにそんなにかかわりを持たない隊士達にはみえるので、ホッとして、
視線を局長に向ける。
土方を殺そうといつも画策して人の心の機微がわかる沖田なら、喜びそうな場面だが、
それどころか無表情で心なしか苛立っているようにも見える。
土方も土方で瞳の奥でチリチリと何かを燻らせている。そんな二人を見て、普段近くで仕事をしている山崎は、
二人の変化にきずいてはいたが
触らぬ神に祟りなしということで、目を合わせてとばっちりを受けぬよう全力で下を向いていた。
そんなことが起きているとは、微塵も考えていない近藤はだれも自分の話に何も言わないことに、
少し首を傾げたが、そんな考えはあっさりと切り捨てじゃあ俺、呼んでくるからと言って部屋を出て行こうと
足を踏み出した
戸の向こうから、コンコンと軽くたたいて、扉の向こうの人物が入るぜと告げると、戸をを開け放った
入ってきた人物は、黒い隊服に身を包み、それと相反した白すぎる頭、、、いや、正しく言えばきらきらと反射するその色は_____。
銀色のようだった。
それに、対抗するかのように髪はあちこち様々な方向に曲がっていて筋金入りの天然パーマであった。
その容姿にそこは静まり返り、辺りいったい誰もいないかのようだった
そこに、一人豪快な声をあげる近藤以外は
その入ってきた人物は、頬をかきながら近藤と仲よさげに話をして、
一段落したのか局長とその人物は隊士達のほうを向き局長は
「こいつは坂田銀時だみんななかよくしてやってくれ!!!」
と言ったのだ。
、、、、、、が、その入ってきた人物は片方の手で頭をかきながら、もう片方の手は口に添えて眠そうにあくびをして
さらには、視線はまったく別の方向を見て
隊士達の方は見向きもしない
局長に促されて仕方なくといった様子で
した挨拶は『よろしく』の一言だけで局長に何かボソッと告げて局長を後ろてにヒラヒラと手を振りながら
その場からいなくなってしまった
その言葉とその行動をを引き金にしたのかは定かではないが、土方はその白髪頭を敵と定めたかのように視線はきつくなったように
見受けられ
沖田はというと特に変わりなく、さきほどより雰囲気が柔らかくなったようだ
だがそれがまた不気味であった
局長と昔ながらの付き合いの隊長格の各々も
険悪かんをあからさまに示していたが、
局長のニコニコした表情に
その人物に者申すのをぐっと堪えていた
その二人の様子では、理解できなくとも
各隊長達の様子で、
あまり親しくない隊士達ですらその負の雰囲気を察知したようで、
その場の雰囲気が静寂ではなく、ピリッとした空気が混じり溶けて何か重たいモノを膝にでも乗せられたように沈んで感染していく
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