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18歳以上ですか?
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☆再び
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*****
「失礼します」
ーーガチャ……ゴンッ
もう…。
「あれ、彩……」
「何?」
「……やっぱり俺以外は知ってたのか…」
我が妹、彩(っても同い年だけど)までもが集合し、やはりこの顔合わせとかいうものの存在を知らなかったのは俺だけらしい。
…一応会長なんですけど、ね。
俺が呼び捨てにしたせいか、プリプリしてる結生を由真がつつく。
「ほら、結生…挨拶しろ」
「初めまして。そこの由真の弟の結生です。これから1年間この生徒会に庶務として所属することになりました。…あと、皆さんのことは由真に聞いて知っているので紹介はいらないです」
結生の若干由真を下に見ている気がする挨拶が終わると、皆の視線がこちらに集まってくる。
いつもは下に見てくるくせに、困ると頼るんだよね、こいつら。
「えっと…結生……あ、結生くんは、どうしてわざわざ生徒会に入ったの? 部活とかは?」
「部活とか興味ないんです。努力とか、協調性とかくだらない」
おぉ~ドライ。
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