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おねだりからの
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「へぇ…」
そう呟いた結生くんは、両手を使って攻め立ててくる。
「んぅ……あ…や、だ」
「なんで? 気持ちいいでしょ?」
引っ張ったり、爪を立てたり、押しつぶしてきたり……確かに、気持ちいんだけど……でも
「はやく、あっん……挿れてっ欲しいのぉ」
結生くんの動きがピタリと止まった。
そして、ゆっくりと顔に、その可愛らしい顔が近づいてくる。その顔は無表情で、何を考えてるのか分からない。
「キスはだめ…だよ」
「うん」
じゃあ、何をするつもりなのかと思えば、その顔は耳元に近づいた。
「ねぇ、もしかして遥人先輩さ、ヤる前に自分でほぐした?」
顔に似合わず低い声で耳元で囁いてくる。
その熱い吐息が耳にかかり、ゾワゾワする。
「……結生くんが、食器洗ってくれてる時に、トイレで」
「やっぱり」
「なんで?」
「いや、何となく。…これからはさ、綺麗にしてワクワクしてくれるまではいいけど、解したり、広げたりするのは、俺がやるから」
「でも…」
「それが、『俺の』やり方だから、従え。いいな?」
一際低い声に命令されて、興奮した。
命令に興奮するとか、俺、ヤバイな。
「とにかく今は…ローションぶっかけて、もう、無理矢理にでも挿れるけど…痛くても我慢してね?」
「うん…ちょーだい」
結生くんは、まだ身につけていた衣服を脱ぎ捨てた。
腹筋割れてる…、あそこはやっぱり…ってか想像以上にでけぇし。可愛い顔に似合わず男らしい体だ。今の興奮しきった色っぽい顔には似合うけど。
「何?」
「アソコ、おっきいから」
「こんな大きいのは、挿れられたことない?」
「ない……」
「はやく挿れてあげるね…だから、四つん這いになって、尻突き出して」
言われた通りにすると、結生くんはローションをかけ、俺のアナルの入口にその太くて熱いものを当てた。
ついに
結生くんのものが入ってくる。
結生くんのものにされる。
結生くんの好きにされる。
結生くんにいじめられる!
先っぽが入ってくる。
くる……
このままじわじわこの熱が侵入してくのだ。
「ん……ああああああっ!!まっ………んんんぅっ! いっちゃ……んあああっ」
でも、結生くんは想像以上に意地悪で、先っぽを挿れたと思った瞬間、奥までぶち込んできた。
痛みと快楽のさなか、恐らくイってしまう少し前、結生くんを見ると、嗜虐心に塗れた色っぽい顔をしていた。
遥人と呼ばれ、いじめ倒されるのも時間の問題だとわかった。
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