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独占欲みたいなもの
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あれ、何されてるんだ?
キス、か。
ここは、どこだ?
学校だ。
たくさんの目がこちらを見てる。
俺が結生くんの舌で溶かされていく様をたくさんの人が見てる。
恥ずかしいはずなのに、やめて欲しいはずなのに…
離れたくないとか、思ってしまう。
「はっ……先輩、顔トロトロ」
「だれの…せいだと…」
「どう? 会長の恋人可愛くないんだけど、許してもらえる?」
結生くんが、一年の子にそう言って首を傾げると、顔を真っ赤にしたその子たちはコクコクと頷いた。
「そう、ならよかった…」
「それじゃ…」
去っていく女の子たちを見ながら結生くんは呟いた。
「遥人がほかの人にみられるのやだなぁ」
と。
その後笑いながらこちらを見てきたが、目が笑ってなかった。
本気で、やばいと感じた。
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