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その前々日
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*****
結生くんに相手してもらえないから、自分である程度の欲を発散しようと、バイブを取り出し、突っ込み、スイッチを入れたまではよかったのだ。
「?」
ーー全然気持ちよくない
最近は使用頻度が下がっていたので慣れてないだけかと思いつつ動かして見るのだが、何も感じない。
前立腺とか、他にも感じるところに当ててみるのだが
気持ちよくない。
あれ、もしかして…結生くん以外で感じなくなってる?
そういえば、前にエッチ中に、
「先輩が俺以外に反応しなくなればいいのに」
とか
「俺のもん以外で感じんなよ?」
とか
言われましたけども…
いや、でも…まさかねぇ。
取り敢えず俺は1人の男に電話をかけた。
*****
やって来た男は俺の様子を見て首を傾げた。
「なにしてんの? 他人を呼んでおきながら」
「違うんだよ…これをしてたからお前を呼んだんだよ」
「何? 手伝えって?」
「まあ、端的にいえば」
「嫌だよ! 俺、何も得しないのにそんな命懸けのことしたくない!」
結生の恐ろしさを一番知っているその男ー由真は俺から離れるとそう言い切った。
「別に、俺に挿れろってわけじゃなくて…確かめたいことがあって…」
「何」
「その、俺…結生くん以外に全く感じなくなってしまった可能性があって…」
「ふーん。で、俺で本当にそうか確認したいわけ」
「さすが天才。話が早い」
「なんで俺なんだ? 新樹の方がお前の体知ってるだろ」
「嫌」
「……まあ、いいや…尻だせ」
「ん」
「どうすりゃいい?」
「指で、前立腺グリグリって」
「まさか友人にそんなことする日が来るとはねぇ」
「悠也のって暗示かけてやればいいよ」
「いやぁ…そしたらもう俺もお前も明日は無いね」
「それもそうだ」
結果:全く何も感じなかった
(由真にはその後課題を押し付けられた。
何でも「こんな事しなくても分かるし〜」だと)
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