アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
やはり変態
-
*****
「ん……」
「結生くん!? 大丈夫?」
「おい遥人近づきすぎんなあぶねーし」
「いいよ。今は由真と悠也しかいないし」
「そういう問題じゃなくてな…」
…由真は心配性だなぁ。
「由真? 先輩? …あれ、俺…」
結生くんが不思議そうに首をひねる。
「…由真」
「待って。確かめる…なあ、結生【遥人に心の底から嫌われたらどうする?】」
なんだ、その質問。
ふざけてるのかと思ったが、由真の顔は真剣だ。
「…うーん。嫌われないように努力する。てか、先輩…俺から離らんないでしょ」
そう言った結生くんは、穏やかに笑う。
「うん…大丈夫」
由真が安心したように笑う。
「遥人、今後のために言っとくとね…これを言って、殺したいって答えたら…逃げなね」
「…うす」
「…? どういう状況?」
「お前暴走して、遥人に、クラスメートの前ですっげぇキスしてた」
「…っ!?」
「あれ? 覚えてない?」
「…申し訳ございません!」
ソファから降りて床に頭を打ち付ける結生くんを見て、よほど俺にこの事がばれるのを恐れていたのだな、と分かった。
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…」
震える声で謝り続ける結生くんにはいつもの様子はなくて…
酷く……
興奮してしまった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
146 / 284