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ヒトリメ▽▼
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木製の大きなカウンターの奥からゆらりと立ち上がり、こちらへ現れたのは オレガノの店長。
名前を 閭瘡天深(リョクサ アマミ) という。
美しく整った中性的な顔立ちに、首元まである灰色の柔らかそうで綺麗な髪。
身長は182cmの僕より少し低いくらいだから、170cm後半くらいだと思う。
その身体は程よく引き締まり、しなやかな筋肉が服の上から見て取れる。
店の制服になっている白のシャツと黒のエプロンがよく似合っていた。
そのうえ、日本人離れした長い手足のせいで恐ろしく格好よく見え、もう目が離せない。
それだけ完璧な容姿を持っていれば誰でも近づき難い印象を持つけれど、
この人はタレ目のおかげなのか人懐っこい笑顔で見事に愛されてます。
天深さんの穏やかで、優しい雰囲気に
本来人見知りのはずの自分が不思議と心を許してしまっている。
中性的な容姿をもつ店長の時折見せる色気と気怠さに、ほんともうやられる。
___________...まァ、
カレに心を許してしまうのも
カレを好きになってしまうのも
カレの魅力にやられてしまうのも
1人ではないけれどね..
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