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ロウカ
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コツッコツッコツッ…
彼らは今、1列になって細長い廊下を歩いている
結構長い廊下らしく、前方のドアへは少し距離がある
先頭から赤司、緑間、紫原、青峰、黒子、黄瀬の順だ
「どうしました?黄瀬君」
突然、黄瀬が黒子の服を引っ張りながら立ち止まる
黄瀬の顔色が悪いのに気づき、他のメンバーも立ち止まり、黄瀬の方へ集まる
「どうした、涼太。顔が青ざめているようだが?」
「ちょっとめまいがして…何かさっきから体が変なんスよ」
黄瀬が目頭を押さえながらうずくまる
館の中に入ってまだ5分程度だが、何かの影響を受け始めたらしく、助けなしでは歩けそうになさそうな様子だ
「涼太、あと少しで部屋に着く。そこまで歩けるか?」
「…はいっス。肩貸して貰えればなんとか…」
「そうか。大輝、涼太のサポートをしてやれ」
「…おう…掴まれ、黄瀬」
「ハアッ、ハアッ…た、助かるっス…」
普段なら何で俺がと言い返していた青峰も、黄瀬の呼吸が荒くなっていくのを見て、赤司の言うことに素直に従う
「部屋に着いたらまず安全を確保する。その後、しばらくそこで涼太を休ませよう」
赤司の意見に皆が賛同し、再び廊下を歩き出す
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