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ホール4
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「「「あっ…」」」
そう
少し前から紫原の姿がないのだ
「…言われてみれば、いないのだよ」
今5人が話していたのは、ホール入口辺りで、黄瀬は入口から見て左側中央の壁に寝かせている
わら人形と噂の話で、自分たちの近くから消えていたことに気づかなかったのだ
「おい紫原!いるのか!」
「紫原!いたら返事をするのだよ!」
大声で叫ぶ青峰と緑間
すると案外簡単に返事は返ってきた
「な~に~峰ちん、ミドチン」
「「「「!」」」」
声がした方に目を向けると、ホールの奥から歩いてくる紫原が見えた
さっきのわら人形の話がなかったかのように平然とした顔で
「とりあえずいましたね」
「あぁ…まさかテツヤのように消えるとは思ってもいなかったな」
ホール内に紫原の存在を確認できたところで、4人はホッと胸を撫で下ろす
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