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キミハダレ?
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「2人は人形に刺され、そのまま殺されてしまった……遺体は、死後数週間経って警察が見つけたそうだ」
「「「「「……」」」」」
赤司が事の全てを言い終えて、ホールには少しの沈黙が流れる
その沈黙を破ったのは…
「あの、赤司君。ちょっと質問していいですか?」
黒子だった
「あぁ、いいぞ。何だ、テツヤ」
「気になってたんですけど……その…あ、赤司君は……っ」
黒子が何を言おうとしているのか回りには分からないが、口を濁しなかなか次の言葉が言えないのを見て、よほど聞きにくい質問であることを感じとる
「ど、どーしたんスか、黒子っち。急に押し黙ったりして」
黒子が冷や汗をかいているのに気づいた黄瀬が、心配そうに顔を覗きこむ
「すみません。いざ聞こうとすると、その…本当に聞いていいものかと思ってしまって」
「そんなに聞きにくいことなのか?テツ」
「黒ち~ん、焦らされると余計聞きたくなるんだけど~」
「もったいぶらないで早く話すのだよ黒子」
「テツヤ、続きを聞かせてくれないか?」
「うっ…」
口々に言われた黒子は降参したかのように口を開く
「は、はい。…じゃあ思いきって聞きますけど…」
「何故赤司君はそんな細かいところまで知っているんですか?」
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