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キミハダレ?2
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"何故赤司君はそんな細かいところまで知っているんですか?"
「!!黒子、お前も気づいていたのか…」
「はい。緑間君もでしたか…」
どうやら緑間も黒子と同様のことを思っていたらしく、お互いに少し安堵した顔を見せる
「ねぇ黒子っち、それってどういう意味っスか?何かおかしいことでもあるんスか?」
「そうだぜテツ。俺にはただの怪談話にしか聞こえなかったぜ」
黄瀬と青峰はまだ頭が追いつかないのか、頭の上に?マークを浮かべている
「君たちはまだ気がつかないんですか?」
「「何にだよ・っスか?」」
…2人にはちゃんとした説明が必要なようだ
「…ね~、黒ちんが言いたいのって、赤ちんの話が詳しすぎるってこと~?」
「はい、その通りです」
紫原はここで気づいたようだ
あ~なるほどと言いながらポンと手を打つ
「うぅー黒子っちぃー、俺分かんないっスよー!」
「なぁテツ、もっと分かりやすく教えろよ」
頭をかかえる黄瀬と頭をかく青峰
それを見た緑間と黒子は呆れて溜め息をつく
「……はぁ。じゃあ聞きますけど実際に人形を見たのは誰ですか?」
「「奏(さん)と凛(さんっス)」」
「赤司は10年前そこにいたのか?」
「「いないっス・いねぇー」」
「じゃあ人形の事知ってるのは~?」
「「そりゃまあその2人だけ…」」
「「2人だ、け………あーー!!」」
ようやく気づいたのか2人は顔を見合わせて叫ぶ
「っ!うるさいのだよ!」
「ひとまず理解はしてくれたようですね」
「で?赤ち~ん、何でそんなに詳し~の~?」
全員が黒子の質問の意図を理解したところで、紫原が赤司に問う
すると、黒子が質問をしてから今まで俯いたままだった赤司が、紫原の言葉にピクリと反応した
「………」
「…あ、赤ちん?」
名前を呼ばれても返事をしない赤司
あきらかに様子が変だ
すると…
「………フ、フフッ……」
「「「「「!!!(わ、笑った!?)」」」」」
質問こそしたが、いまだ半信半疑な黒子が恐る恐る赤司に近づきながら確かめようとする
「あ、赤司君?…赤司君、ですよね?」
「フフ…フ…ハハッ…アハハッ…」
黒子に応えることなく、赤司は声を上げて笑い続ける
「赤司君?…赤司君?」
「っ!!おいテツ、こいつ赤司なんかじゃねえ!!気をつけろ!」
それは青峰が叫んだのと、黒子が青峰の方を向いたのと同時だった
ほんの一瞬だった
「水色のお兄ちゃん、ツカマエタ」
ガッ
「え…あ、あかし…くん?」
「ニガサナイヨ」
シャキンッ
「黒子っち危ない!!!」
「え………」
赤司は突然黒子の胸ぐらを掴み、手にした鋏で襲いかかった
「ワタシノカチ」
グサッ
「テツーーー!!!」
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