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ニゲロ
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グサッ
「テツーーー!!!」
その場にいたほとんどが、黒子が赤司に刺されたように見えた。勿論、襲われた本人も殺されると思っただろう。だが…
ドサッ
「っ!…あ、危なかったのだよ…」
「え…み、緑間っち?」
そこにあったのは、緑間と黒子が床に倒れこむ姿だった
緑間が黒子を助けに入り、間一髪で赤司の攻撃をかわしたようだ
「緑間!?…っ!テツ、テツは!?」
「あぁ、無傷なのだよ」
「ありがとうございます、緑間君」
「礼には及ばんのだよ(しかし、かなりギリギリだったのだよ…)」
緑間が赤司のほうに視線をやると、赤司の鋏には緑間のバッグが突き刺さっていた。肩掛けの部分がまだ揺れていて、それが、更に恐怖を助長させた
もし緑間が助けに入っていなければ、あのバッグのところには黒子が…
「緑間っちナイスっス!!」
「黒ちんもそうだけどさ~、みどちんは体大丈夫なの~?」
紫原が聞く
「あぁ、俺は問題ないのだよ。それよりも黒子が腰を抜かしたようなのだよ」
「まじっスか!?今立てそうっスか、黒子っち!?」
全員が黒子を見ると、黒子はなんとか立とうと体を起こすが、下半身に力が入らないらしく、腕だけで体を支えている状態だった
そしてしばらく無言になり、緑間たちのほうを向き、真顔でこう言った
スッ…
「すいません…今僕、"SとCのKKし"状態で魔法がないと立てません。誰か力を解き放ってくれませんか?」
「素直に腰抜かしたからおぶってくれって言え!」
ベシッ!
「痛いです青峰君…折角場の雰囲気を和ませようとしたのに…」
「黒子っち、流石にこの状況じゃ和めないっスわ」
「…そうですか(シュン⤵)」
「いや、(シュン⤵)じゃねーだろ」
「なるほど、解き放つのは俺たちの筋力ということか…なかなかうまいのだよ黒k」
「テメーまで真面目にボケんな緑間!」
ドカッ!
「な、何をするのだよ青峰!」
かなりシリアスな場面でまさかのボケ炸裂
ふと見ると、赤司がこちらを向き直して何かを呟いていた
「オノレェ、ニガサナイ…ゼッタイニ……!」
その形相はもはや赤司のものではなかった
ボケもつかの間、再びシリアスな空気に引き戻される
「やばっ、赤ちんめっちゃ怒ってるし~…」
「まずいっ…!おい、ひとまず鍵を使ってあのドアから逃げるのだよ!紫原、黒子を背負うのだよ!」
「え~?なんで俺g」
「紫原君、ここ出たらう○い棒10本でどうでしょう?」
「のった!!」
「…突っ込みどころまんさいだな」
「と、とにかく全力で逃げるっスよー!!」
バタバタバタッ!!
「フフッ、ニガサナイヨ…」
5人が逃げ出すと同時に、赤司も走り出した
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