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本当はしたいこと 05歩
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すりすりと楢崎さんの腕に顔を寄せた。
着痩せするタイプなのか、思ったよりがっしりした腕。
「大分酔ってるな」
「だいじょ〜ぶです!これでも一人で帰ることできますから」
グビッとグラスに入ったワインを飲み、また自分で注ぐ。
「うちに泊まれよ」
「ぼく、ならさきさんのいえに、とまりま〜す!」
僕は楢崎さんにくっついたまま呑気にワインを飲んだりご飯を食べたりした。
「ふふ、ありがとうございます。ご馳走様でした!」
ふらふらする僕を楢崎さんは支えてくれて、なんとか僕は真っ直ぐ歩けている。
僕たちは居酒屋を出て、電車に乗って楢崎さんの家に帰った。
楢崎さんはお代を僕の分まで払ってしまった。
お金を出そうとしたんだけど、何故か止められたの。
何だか申し訳ないから、明日の朝ご飯を作ることになった。
酔ってはいるけど、二日酔いにはならないし、記憶も消えないから、朝はちゃんと起きれると思う。
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