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好きなチョコレート 03歩
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楢崎さんが洗面所から帰ってきて、テーブルを挟んで座った。
「いただきます」
そう言って一口目を食べる楢崎さんを見つめる。
料理はもともとする方だけど、人に食べさせるのは緊張する。しかも、楢崎さんに作るのは初めて。
楢崎さんは僕の視線に気付いて微笑んだ。
「美味しいよ。ありがとう」
「良かったです」
安心して僕も食べ始めた。
「それにしても昨日あんだけ飲んでおいて、そんなに元気なのすごいな」
「そうですか?何故かいつもより酔いはしましたけど、量はいつもより少なかった気がします」
僕の言葉に楢崎さんは驚いた顔をするけど、その気持ちは分からなくもない。
僕はお酒をジュースのように飲んでしまうので、ペースが速いうえに、飲む量も多くなる。
それを見た人たちは、楢崎さんと同じ顔をする。
「あはは。僕、お酒が残らないのでどんなに飲んでも次の日元気ですよ」
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