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好きなチョコレート 06歩
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僕と、もう一人の学生の夜勤のいおくん…金崎 伊織(かなさき いおり)くんは、二人の関係を知っている。
最初言われた時は驚いたけど、二人が幸せならいいと思った。
他人の恋愛に口出すのも駄目だし、色んな人がいるしね。
お客さんも立ち読みの人と皆月さん以外いなくなったから、事務所でゆっくり発注することにした。
店長とか上の人と入るときは発注を任せて、それ以外の作業をしていることが多いけど、色葉くんやいおくんと入るときは、半分ずつやっている。
発注はあまり好きではないからやりたくはないんだけど、二人とも「半分ずつね」っていってくるからやってる。
気温や売れ行きを見ながら静かに発注をしていると、ドアの開閉の音と共に色葉くんが嬉しそうに事務所に入ってきた。
「ゆーくん!光さんが二人で飲んでってエナジードリンクくれた!」
そう言って色葉くんに差し出されたエナジードリンクを「ありがとうございますって伝えてね」と言って受け取った。
「俺、これ好きなんだよね」
「僕も好きだな。美味しいもんね」
「うん!あとさ、炭酸強くて目が覚める」
「そうだね。発注やってる僕たちにはぴったり」
発注やってると眠くなってくる。ずっと画面見てるし、ボタンを押すピッという音が大体一定だからなんだと思う。
それから僕たちはエナジードリンクを飲みながら、残りの発注をやった。
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