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男の子の恋愛事情 07歩
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色葉くんの質問に対し、僕は断定系なのか、と少し笑いそうになった。
いや、侑李さんが何cmかは知らないんだけど、あの大きさと僕なら確実に僕がネコだよね。
「僕がネコだよ。それで、うん。もうしちゃった」
「え?!ゆーちゃん?!」
いおくんが、すごく驚いている。
「そんなに驚く?付き合ってんなら普通じゃないの?俺は一年かかったけど…」
「ゆーちゃんは、性欲とかないと思ってたから…」
驚いているというよりか、ショック受けているのか。
格好いい顔が台無しだ。
「僕だって男の子だよ。性欲くらいあるよ」
まあ、僕の場合は、開発されたというのに近いんだと思う。
そんな僕の闇は二人とも知らなくていいから何も言わない。
…いつか侑李さんには言わないといけないけど。
そのときの侑李さんの反応はどんな風何だろう。
少し怖いと思う。
「色葉ぁぁぁ!俺の可愛いゆーちゃんがぁぁぁ」
「はいはい」
いおくんはそう叫んで色葉くんに抱き付いていた。
色葉くんは突き放さず、いおくんの頭を撫でていた。
すっごく笑いながらだけど。
可愛い系の色葉くんと、格好いいいおくんのこのペアのこのポーズは腐った人たちには美味しいと思う。
でも、そんなにショックを受けるものなんだろうか。
いおくんは、しばらく「俺のゆーちゃんがー!」と色葉くんに抱きついていた。
「そろそろ離れろ。続きするぞ」
「はぁい」
色葉くんが突き放すと、いおくんは大人しくマイクを持って元に戻った。
その様子が何故だか赤ちゃんみたいに見えて、吹き出しそうになった。
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