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甘えたな時もある 04歩
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「じゃあ、俺いい?ゆーくんに質問!」
「うん、どうぞ」
「ゆーくんから見て楢崎さんってどんな人?」
どんな人、かあ…。
「変な人かな。僕なんかを好きって言ったり、可愛いって言ったり、優しくしてくれたり、可笑しなことばかり言ったりしたりするから」
「へ、変な人って…!」
いおくんが僕の答えに対して笑い出した。
色葉くんは相変わらずニコニコしてる。
「そっか。それは、ゆーくんのことが好きだからだね!」
「う、ん…そうだと思う。本当に変な人だよねっ」
なんだか急に恥ずかしくなったから、ハイボールを一気に飲んだ。
侑李さんが僕のことを好きなことは知ってる。知ってるけど、改めて人に言われると恥ずかしい。
「あはは!ゆーちゃん恥ずかしがってる!」
「いおくん煩いよっ!」
べーっと舌を出すと、更にいおくんが笑い始めた。
そんないおくんを色葉くんは、呆れた目で見ていた。
「照れたゆーくんも可愛いね!あ、飲み物頼む?」
「そうだな…次はキティ飲もうかな」
そんな感じで、色々な話をして、食べ飲みしていた。
「トイレ行ってくるね」
そう言ってトイレに行くと、僕の後ろにもう一人の人がトイレに入ってきた。
「あ…侑李さん…」
それは会いたかった人だった。
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