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工藤 大地×榊 真一
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俺は工藤を自分の部屋に入れ
「飲み物持ってくるから待ってろ」
そう言って部屋を出た。
トレイに麦茶とお菓子を乗せて部屋に戻ると、工藤は待ってろって言われてから動かなかったのか、固まった様に座っていた。
まるで、"待て"と言われた犬の様に・・・。
さっきの恐ろしい顔をした工藤からは想像ができない。
これ、こいつのこんな姿を俺だけが見てるんだよな。
俺だけが知ってる、本当の工藤・・・ちょっと優越感かんじちゃうな。
俺は冗談で工藤の前に、飲み物とお菓子を置いて
「よし」
そう言ったら、工藤は
「え?え?何が?よしなの?」
と、困惑してたが固まっていた身体を動かし始めた。
「ハハハッやっぱり犬みてぇ、」
「い、犬?俺が?俺、そんな犬みたいに可愛くないよ?」
「いや、可愛い小型犬ってゆーより・・・大型犬かな」
「そっか、犬か・・・じゃぁ、榊君は飼い主かな」
「だなっ、もう喧嘩しない様に首輪とリード買ってやろうか?」
俺は笑って冗談で言ったのに、嬉しそうに俺を見る工藤に恥ずかしくなって、俺は顔を背けて
「冗談だからな?」
そう言っても、やっぱり工藤は嬉しそうな顔をしていた。
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