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もう一度恋をしよう-白澤と鬼灯-
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※鬼灯死ネタ
鬼灯に気持ちを伝えてやっと付き合えて
早一年
最近…鬼灯が冷たい……
素っ気ないし…
でも、今日は珍しく鬼灯の方から会いに来ると言っていた
注文が無い日に来る事はそうそう無い
嫌な予感しかしない……
僕、何かしたかなー?
鬼灯の事が好きだと気付いた時から女の子とは遊んでいないし……
メールだって毎日送っている……
ほぼ毎日会いに行ってるし……
「ん''〜……」
「何、唸ってるんですか?」
「うわぁ!?鬼灯!ビックリしたー!ちょっと考え事だよ。いらっしゃい!!」
後ろからいきなり声をかけられ驚いて思わず立ち上がった
「あの…今日はすみません…いきなり来たいなんて…」
「ううん!いいんだよ!」
僕も会いたくて、いきなりの申し出に驚きつつ二つ返事で了承した
「白澤さん……お話があります」
真剣な顔で僕を見つめる鬼灯
胸の当たりがザワザワする
「鬼灯……あ、僕…作らないといけない薬が!」
鬼灯に背中を向けた
聞いちゃいけないって本能みたいなものが言ってる……気がする……
けど、
「白澤さん!……別れましょう…」
背中に言葉が突き刺さる
「…ナンデ……なんで?!鬼灯…僕何かした?…1人にしないでよ…!!」
鬼灯の腕を掴んで…
柄にもなく涙が溢れそうになる
「……だからですよ……」
「え…?」
「私は鬼火と人間の合わさった鬼で貴方は神獣です
鬼は亡者のように再生するわけでも
神の様に死ねない体でもありません
いずれ死にます、消えてしまう…
一緒に過ごす…月日が経てば経つほど
別れは悲しくなるものですよ」
鬼灯は顔を背ける
「そんなの…知ってるよ…僕は知識の神だよ…?」
溢れた涙が止まらない
「だから、私のせいで貴方が悲しむのは」
「でも!でもね、鬼灯…何も思い出が無いまま…何も出来ないまま別れちゃう方が…悲しくて、苦しくて、後悔しか残らない……だから鬼灯…別れるなんて言わないで…」
鬼灯の頬にも涙が流れる
僕の眼を真っ直ぐに見て泣く鬼灯を
綺麗だな…なんて思っていた
「しかし、貴方と私では寿命が違い過ぎる…」
「お前が死んで…転生しても…僕が必ず見つけるから…そしたら2人で…
また、恋をしよう
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