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売られた喧嘩は‥‥ ④ 他の松達
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チッチッチッ‥‥‥‥‥
時計の針を見つめるしか出来なかった。
ガララ
「あれ?まだチョロ松帰ってない?」
別室でナニかをしていたおそ松がカラ松に聞いた。
「あぁ、それがまだなんだよ。」
「うるせぇ、クソ松。」
「え?」
「チョロ松兄さんが時間を守らないなんて珍しいね。」
「チョロ松兄さん、外でやきうしてんのかな?!」
「それは無いよ、十四松兄さん。」
「んー、何かあったんだろな。」
「何かって何?!止めてよ、不吉な事!」
ガララ!
玄関の方から足を引き摺るように入ってくるの音を聞いた。
ドタドタドタドタ!!
「チョロ松兄さん?!」
チョロ松はボロボロになって帰ってきた。
「おそ松兄さん!!チョロ松兄さんが!!!」
トド松に続き四人がゾクゾクと出てくる。
「ありゃりゃ、こりゃ派手にやられたね。」
トド松は、おそ松兄さんとカラ松兄さんを直視出来なくなっていた。
「なぁ、チョロ松。怪我をしていて話にくいかも知れないが、生憎そんな事を気にしている程余裕が無いものでな‥‥‥‥‥‥誰にやられた。」
「まぁまぁ、カラ松。」
おそ松兄さんがカラ松を宥める。
「チョロ松、お前がやられたのは右にばかりピアスを開けた奴じゃ無かったか?」
喋るのも痛いのかコクンコクンと顎を動かしていた。
「よっし、一松、十四松、トド松、チョロ松を宜しく頼むわ。」
「え?兄さん達は何処に?」
「勿論、お返しのお返しに。」
一松はそれ以上聞けなかった。
何故なら
おそ松兄さんは、口元は笑っているものの目は冷静かつ怒りがただならぬ勢いで自身から溢れ出ていた為だ。
クソ松(カラ松)は怒りをあらわにし、今にも殴り込みそうな勢い。いつものカラ松からは想像出来ない姿だった。
「カラ松、行けるか?」
「俺は何時でも準備万端だ。」
「よっし、行ってくっから大人しく待ってろよ?」
全員が、ハイとしか言えない雰囲気だと悟った。
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