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昔の悠希
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だけど、僕のこんな生活は突然消えた。
それは…お母さんが交通事故で亡くなったから。
もう暴力の降られる日々を過ごさなくていい。
そう思えたら嬉しくなった。
なったはずなのに悲しくて…お母さんのいない生活なんて考えられなかった。
そう思ったのは高校3年生の夏。
親戚の方が葬式をしてくれて、それでまた悲しくなった…。
親戚の家に住むかと聞かれたけど、住まないことにした。
もうすぐ大学生。
もう一人暮らしをしてもいい歳だろうし…。
この時、僕は大学は知っている人のいないところに行こうと決めた。
僕は人生を一から創り上げていこうって決めたんだ。
高校を卒業して少し経った時、僕は今まで住んでいた場所から離れた街に引っ越した。
大学も、誰も知っている人のいないところを受験した…。
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