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魁斗の決断
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*魁斗*
悠希、大丈夫かな?
俺に昔のこと話してくれた。
こんな俺に……。
「あのさ、そんなに野田?とか言う人が気になるなら直接本人に聞けばいいじゃん。」
「え、何で?」
「だって気になるんでしょ?」
確かに気にはなる。
だけど、俺が何を聞けと?
悠希に酷いことをしてるかもしれない奴らに何を………。
ていうか……俺、何でこんなに悠希のこと気にしてるんだ。
会ったばかりじゃないか。
会って数日しか経ってない。
だからか?
「気になるからと言って、もう帰ってるだろう。家でも知ってるのか?」
「いや、家は知らないけど…あの3人ならまだ学校に居たよ?」
「え?」
「そうそう、さっき学校ですれ違ったし…………。」
あの3人がまだ学校に居る?
もしかして悠希のところに行くのか?
それとも、もう行って酷いことをしているのか?
「悪い、俺用事思い出したから先帰っててくれ!」
「えっ?」
俺はどうしてしまったんだろうか。
昔の話を聞いたからか?
そんなの俺にも、誰にも分からない。
ただ俺は校舎に向かって走ってた……。
“頼む、間に合ってくれ”
そう思いながら……。
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