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魁斗の決断
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助けなんていらない。
“助ける”なんて言われても、そんなのいらない。
助けてもらって、僕が幸せになるわけじゃない。
僕を助けた人が幸せになるわけじゃない。
なのに助けてもらうなんて、意味がない。
「今日は静かだね?」
「もっと、泣けよ。苦しめよ。」
「…もしかして……足りない?」
何も言わなかった。
何も言えなかった。
確かに慣れつつはある。
だけど…もうこれ以上されると大変なことになりそうだ……。
「つまんねーな。
今日の夜、楽しみにしとけよ。」
野田くんがそう言い残して、3人は去っていった。
もう、僕は一言も発することができなかった。
帰らないと…。
そう思って立ち上がると視界がグルグル回った。
ヤバイ……倒れる。
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