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友達
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*魁斗*
学校まで悠希を送ると俺は歩の家に向かった。
今日は俺がここに戻ってきたことをお祝いするらしい。
何をするのか分からないけど、ただお菓子とか食べながらダラダラと話すだけだろうな。
そう思いながら昔の記憶を辿りつつ歩き出した。
「あ、魁斗ー!」
いつの間にか歩の家の方まで来たのだろう、歩が手を振っていた。
俺は手を振り返しながら歩の家へと進んでいった。
「やっぱり、魁斗は変わんないね。」
「…何で。」
「いや、眠そうだなってなってさ。」
「俺、そこが基準なの?」
「いや?」
悪口なのか分からないけど、そんな特に意味もないことを話しながら歩の家に上がらせてもらう。
悠希、ちゃんと帰れてんのかな?
何か親みたいな感じになってるけど…本当に気になる。
また誰かに何かされているんじゃないか。
そんな不安な気持ちが心のどこかにある気がするんだ。
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