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友達
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*魁斗*
いつものように窓側の席に座っていると3人の男子生徒が話しかけてきた。
どこかで見た3人。
いつも悠希と一緒にいる3人。
その3人が話しかけてきた。
「ちょっといいかな?」
「…はい。」
「昨日、悠希くんに学校案内してもらったじゃん?
その後、どうした?」
何が聞きたいんだ?
それを聞いてどうする?
3人の奥に体が少し震えている悠希が見えた。
その時、俺は意味がわかった。
そういうことか……。
「…すぐに帰りましたけど。」
「あっそ。ならいいや。」
そう言って3人は悠希の方に歩いて行った。
きっと、昨日のことだろう。
あの怪我はかなり酷かった。
あの怪我で一人で帰るのは困難だから俺が助けたと思ったんだな。
それを悠希は知られたくなかった。
何でだ?
それを知られたら悠希がさらに酷い目にあうということか?
でも、一つ確実なのは……あの3人がやったということだ。
悠希にもう一度確認してあの3人なのかを確認しないとな。
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