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☆バレンタイン☆ 6
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それが嬉しくて、思わず大胆に言ってしまう。
「愁、キス…しても、いい?」
「…うん、いいよ」
愁が照れながら、腕を広げてくれた。
飛びつくように、咲は愁の背中に腕を回す。
愁の腕の中に収まった。
目を閉じて、顔を上に向けた。
ゆっくりと愁の唇が、咲の唇に触れた。
「…んっ」
1回離れて、また重なる。
今度は長い時間をかけてキスをした。
唇が離れてから、愁が改めて咲を抱きしめた。
「…咲が、初めてあげるチョコ。俺で良かったよ」
「え…?」
「この企画決まった時から、初めのあげる人に嫉妬してた…から」
咲はびっくりした。
温厚な愁が嫉妬をしていたなんて、気がつかなかった。
「…理事長か、校長先生に?!」
当日の都合もあるかもしれないから、どちらかの人にチョコを初めてあげる事になっていた。
「うん」
「何があっても、愁が先だよ!」
咲が愁を抱きしめていた腕の力を、強めた。
「僕は愁が一番、好きなんだからね?」
「ありがとう」
愁が嬉しそうに言った。
「咲と出会ってから、嬉しい事ばかりだよ」
愁が照れた顔が可愛くて、意外な一面を見れた事に咲も嬉しくなった。
そう言ってくれた愁に、つま先立ちをして顔を近づけた。
「愁、大好き!」
そして、今度は咲からキスをしたのだった…。
E N D
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