アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Act.10 ベッドルーム
-
シャワーから出るころには、もう立てない状況です。体力と精神力を無駄に使う風呂ってどうなのかなと思います。
身体中が性感帯になりました。今日はもうこれ以上無理だと思ってたのに、今誘われたら尻尾を振ってついてきますね。
「ここがベッドルームだよ」
ひっ、広いっ!僕のアパート全部この中に収まっちゃうようです。というより、一番広いのがベッドルームってどうなでしょうね。ここが本拠地ですね。
「……広いですね」
正直な感想を述べると、ウォークインクローゼットと簡易シャワーとトイレが付いているよと案内されました。
それより何より、壁というより大きな窓が一面で外がとてもよく見えます。すごく明るくて……通りから丸見え……え?ここって、ええっ?
ストーカーいますよね、これかなりまずいですよね。
すべての窓にひとつもカーテンが付いていません。
「あの?夜はここで?」
「別にセックスならどこでも良いよ?」
香月さん、にこやかな笑顔で答える内容えぐいです。
「いえ、違います!ここで寝るんですかと」
「ん?もちろんここで眠るよ、ほかに眠れそうなところなかったでしよ?」
「あの、ここ外から……丸見えじゃないかと」
「あ、俺見られるの好きだから問題ないよ。将生も見られてするの好きでしょ?」
別に見たくない人にまで晒す趣味はありません。というより、質問はあくまで寝る場所を確認しています。
この人との生活はやっぱり無理でしょうね。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
69 / 120