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扉が開くのが驚くほど遅く感じた。
レナードの姿が見えてすぐに、悟へ腕が伸びてきて。抱き寄せられて、パタンと扉が閉まると、唇が降ってくる。
「んっ……」
扉を背に身を寄せ合う。ちゅ、ちゅ、と可愛らしいリップ音と共に、鍵の閉まる音が聞こえた。
デザートのような甘い口づけを終えると、レナードは再びキスが出来そうな距離で囁く。
「頼むから、俺を拒まないでくれ……サトル」
優しい唇の感触は、気持ち良くて。
もっとこの人にぐちゃぐちゃにされたい。そんな性欲を掻き立てるように、じん、と項が熱くなった。
「……たす、けて」
潤った瞳で、レナードの首へ腕を回す。その行動が二人にスイッチを入れたようで、お互いに求め合うような口づけが再開された。
レナードの舌は熱くて、悟の口内をとろとろに溶かしていく。口内を愛撫した後、悟の舌に絡んでじゅるっと吸い上げると、腕の中にすっぽり収まっている悟が小さく痙攣して、それがまたレナードを煽って。
「は、ぁ……っ。ん、ん……」
「は……」
静寂とした部屋に響く、卑猥な水音と漏れる熱情的な吐息。それに、お互いのフェロモンに誘発されて、時間が経つごとに興奮は治まらなくて大胆になっていく。
「ひっ、ん……!」
途端にゴリっと硬くなったレナードの性器を布越しに感じ、悟は小さい悲鳴を上げた。そして、続けて擦りつけられる性器。口づけも、悟を追いつめるかのように激しくなって。
押される重みやリズムある動きが、まるでセックスをしているかのよう。そう思うと、心が震えて体温が上昇したような気がした。
イっちゃう。イっちゃう……!
そう心で叫びながらも、悟は腰を揺らして、目の前の濃厚な口づけに没頭した。
そして、──。
「んーっ、んぁ……っ!」
ビクビクと身体を跳ねさせて、絶頂を迎える。じわ、と下着に濡れた感覚がして、開放感からかレナードが支えることで立っているのが限界だった。
「キスしただけでイったのか?」
「……は……ぁ、ぁっ……」
絶頂の余韻に浸って、時折ヒクヒクと身体が震える。それを見たレナードは、愛おしそうに微笑んで。
「可愛いよ」
悟の口端から零れていた唾液をペロリと舐めあげた。
「ほんと、可愛い……」
そして、首筋へ顔を埋めて肌を吸いながら、バトラー服を丁寧に脱がしていく。
燕尾服にベスト、シャツ。肩から腕を通り、するりと落ちていく。それから、すでに緩んでいたスラックスを床に落とすと、シミの出来た悟の下着がレナードの目に映し出されて、レナードの喉が思わずゴクリと鳴った。
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