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「ん、んっ……ぁっ」
ちゅうっと音を立てて、唇が離れていく。はあ、はあ、とお互いの息を感じて、瞳を合わせて。
「は、イきそうだ……! サトルは? イきそうか?」
悟は、必死に何度も頷いた。
すると、レナードのペニスが奥を突き上げる。
奥の内壁は肉厚で柔らかく、めいいっぱいに膨張した熱杭にむっちりしゃぶりつく。奥に行けば行くほど、番であるレナードを認識し、悦んで欲しがっていた。
「あっあっ、奥……きて、る……!」
「好きだろう?」
「ん……気持ち、いいっ……きもちいい」
激しくなる肌のぶつかる音。
レナードは小刻みに腰を揺さぶって、悟の弱い場所を重点的に責めた。それが、あまりにも気持ち良いらしく、悟の腰がレナードのリズムに合わせて揺れ始める。そんな素直な反応が可愛くて、もっとくっつくことが出来ればいいのに、と悟を抱き締める腕を強めた。
絶頂の寸前を迎えて、悟のアナルが収縮して。
「あぁ、イく、ぅ……っ!」
少し先に悟が果ててしまい。
とぷ、と白濁が押し出されるように吐き出して、竿を伝っていった。下腹部が重くて、余韻で時折、ピク、ピク、と身体を跳ねさせる。
締まる孔にレナードは眉を寄せて、腰をグラインドさせた。
「も、少し我慢して……」
あとは最奥を目指すだけ。そんなふうに激しい抽迭が、何度か繰り返される。
そして、最奥を穿った瞬間、孔の入口の辺りがグッと拡がっていった。その感覚に、悟の目の前へチカチカと星が舞う。
その膨らんだものは、亀頭球と呼ばれるものだ。αにしかないもので、Ωと性行為の際に妊娠させるために使われる。
「待っ……、」
「サトル……イくっ!」
待って、と伝えたかったのに、レナードに項を甘噛みされて悟は言葉を失った。
レナードの部屋で噛まれた時は、とてつもないくらいの激痛を伴ったが、今はどうだろう。不思議と思えるほど甘美なものだった。フェロモン分泌線が刺激され、悟のフェロモンがふわりと漂う。
そうしている間に、身体を震わせたレナードからドクリと熱い体液が注がれて。
「……んぁっ、ぁ……ぁっ」
その感覚に、悟は涙した。
亀頭球を使った射精は、妊娠させることを目的とされているため、量が多く時間も長い。そのためレナードのペニスは、一回出しただけでは止まらず、中の鼓動と同じ間隔で、何度かに分けて白濁をかけられる。
それを感じながら、潤った視界はだんだん霞んできて。
「……だめ、だめ。妊娠する、のに……」
薄れていく意識の中、悟は小さく呟いて瞼を閉じた。
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