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悟は、泣きそうな声でレナードへ訴える。
「レナード様……!」
「……駄目だ。サトルのしたいようにすればいい。簡単なことだろう」
だが、もちろんレナードが許すわけなくて。しゅん、と肩を落として、素直に伝える。
「ゆび、欲しい……」
「どこに? ちゃんと欲しいところ持っていって」
すると、レナードの指が悟の指に絡んだ。これは悟の好きな感触だ。
レナードの指は悟を誘導させるように、きゅっと強く握られて。悟はドキドキしながら、その手を導く。
「……ココに、いれて」
そして、悟の欲しい場所──後孔へたどり着いた。
そうすれば、レナードの指は零れた蜜を掬いとり、塗り込むように縁を撫でる。とぷ、とさらに秘部を濡らす愛液。そこはすでに受け入れる準備が整っていて、Ω特有の分泌液を次々と溢れさせた。
この卑猥な光景に、レナードはクスと笑う。
「触っていないのに愛液でトロトロだな……椅子まで汚して。じゃあ、自分で入れてみろ」
「なんで……?」
「なぜそこで疑問に思う? 欲しいんだろ? やらなければ、このままだ」
そう言って、カリッと縁を傷つけない程度に軽く引っ掻いて。
「あっ……!」
焦らされている今、悟にとっては強い刺激となり、面白いくらいに反応を示す。
悟は、もう勘弁して欲しくて、何度も首を横に振った。
「レナード様……! もうっ、いや、です……!」
「拒否は受けつけないと言っただろう。やるんだ」
「いや……」
「なら、そのまま発情が治まるのを待てばいい。それとも、他の優しい男にでも抱かれてくるか?」
そんなことしたら、また怒るくせに。なんでわざわざそういうことを言うのだろう。
そもそも、そんなことするつもりはない。想像してアルバートの手で達してしまったことは事実だが、悟が求めていたのは最初からレナードだ。そのレナードが、目の前にいるというのに……。
悟の選択肢は、一つしかなかった。
「ん、ん……あ、」
もう、どうにでもなれ。
レナードの手を持って指をあてがい、徐々に中へ挿入していく。どうやら、悟の中はだいぶ待ちわびていたようで、レナードの指を喜んで締めつけた。
すると、レナードは嬉しそうに笑って、ご褒美に口づけを落とす。
「いい子だよ、サトル。動かすのも、出来るな?」
「あっ、あっ……!」
恥ずかしい。けど、気持ちいい。羞恥、生理的なもの、どちらも混ざってポロポロと涙を流す。
飴と鞭を上手く使いこなすレナードに、悟は従順に従った。言う通りにレナードの手を出し入れして、予想以上の快感に甲高い声が部屋に響いた。
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