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絶頂の余韻で、ぴくぴくと身体が揺れる。大きく酸素を求めていると、少しずつ意識が戻ってくるのに加えて羞恥が高まってきた。
晴臣はというと、呆然とその光景を見つめていて。その視線が悟が白濁を零したところなので、この上なくいたたまれない。
「刺激が強かったかな?」
「……っ、恥ずか、しい……」
そして、極めつけにニコッと笑って言ってくるものだから、悟は限界を超えて両手で顔を隠した。
「悟? 怒っちゃった?」
しかし、その壁を晴臣はすぐさま剥がしにかかって、ちらりと顔を見せてしまう。目尻を真っ赤に染めて、小さく唸っている悟の顔を。
「あら、ぐずってるの」
「も……晴臣様に顔を、見せられません……っ!」
再び顔を隠した悟は、そっぽを向いた。どこかに穴があれば、そこに閉じこもってしまいたいくらいだ。思い出すだけで傷口を掘り返すようで胸が痛い。
「君は大胆なのか恥ずかしがり屋なのかわからないね……はーい。こっちおいで、悟」
そんな悟を見て、晴臣は少し困ったように前髪を掻き回した。そうしてから、腕を広げて優しく声を掛ける。悟は見ていないため、声しか効果がないわけだが。
「嫌、です……」
「残念。それは却下」
晴臣が即座にそう言えるのは、ここでの悟は嫌と言っても嫌がっていないということを知っているからだ。
その理由に、悟を抱き上げて膝の上に乗せれば、抵抗せずに、むしろ悟のほうからぎゅっと抱き締めてくる。もちろん顔は首筋へ埋めて隠すため見ることは出来ないが、晴臣にとってはこの行動がたまらなく可愛いのだ。
それから、震える悟の背をポンポンと叩いたり、摩ったりしていると、悟も落ち着いてきたようで、腕の力を緩くする。それを晴臣は見計らって、手を腰のほうへ落としていった。
「初めての時を思い出すね。こうやってあやしてさ……あの時は泣き止むまで待ったけど、今回は俺も余裕ないから続けるよ」
「あ、ぁ……んっ」
後孔の縁をなぞってから指を侵入させると、くちゅ、という水音が立つ。すでに外も中も蜜で溢れさせていて、ぐちゃぐちゃになっていたのだ。
快楽で悟の腰が浮くと、中の指も奥深くに入り込んできて。悟の目の前にチカチカと光が走る。
「欲しかったんでしょ? たくさん慰めてあげるから許して」
悟は、晴臣の首筋へ埋めていた顔を上げた。そして、晴臣と向き合う。
「晴臣様……」
「ん?」
悟の表情は、快感と恥ずかしさでとろとろだ。そんな表情で唇を近づけてくる。こんなの晴臣が許さないはずがない。
「可愛いな、もう……。いいよ、悟がしたいだけキスしよ?」
晴臣の許可が下りると、悟は遠慮がちに唇を押しつけた。いやらしい口づけを交わしたこともあって、お互いの唇はしっとりと濡れている。それがまた扇情的だ。
だが、押しつけたものの、悟はこれからどうしていいのかわからなくなってしまった。とりあえず、一旦離そうと思い切り出すものの、晴臣が唇を啄んできて。同じように啄み返すと、ふふっと晴臣が笑う。
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