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なれないこと
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「は?!流石にそんなん無理に決まってんだろ」
「へー、あっそ…じゃあ、みんなに教えよ」
「それはやめっ…!」
「じゃあ、大人しく性奴隷になりなよ?バラされたくないんでしょ?」
「…ッ!」
正直どうすればいいのか分からない。男同士でこんな頼み事が来るなんて思ってもいなかった。
ましてや、自分より男にも女にもモテそうなtheイケメン君がそんなこと頼んでくるとは尚更。
バラされるくらいなら、何でも言うこと聞いた方がマシだと、少しでも思ってしまった自分が憎い。
「…な、ぁ…もっとほかに無いのか?別のもの」
「…」
要は何も答えない。自分の意思が揺るぎない事を示すかのように表情一つ変えず、七海の目の最奥を見つめてくる。
もう、駄目だ。自分はここから逃げられない。
俺が抱いてるオッサンは気持ちいいってよく喘いでたし、きっと大丈夫…大丈夫だ大丈夫だから…
「…かな、め…要、」
「…」
要は黙ったままだ。さっきと変わらぬまま。
「わかった、から…俺、要の…そのっ!
セイドレぃに、なる、から」
大事な部分を口ごもってしまった。要はまだ何も言わない
「だから、!要の性奴隷、になるから…お、俺がその…
ヤって稼いでることっ…ばらさないで下さ、ぃ
…んっむ、」
七海が言い終わると同時に唇に柔らかいものが押し付けられた。
それは七海の唇を割って入ってきて舌に絡み付いてきた。
左右の感じやすいピンポイントを狙って、擦り付けられてく。
「…んんッ…!むッくァ…ん、ふぅはっァ…」
「ンっ、はあっ…」
きっと2分も経たない間の出来事の筈なのに、酷く長く思える。もう30分くらい経ったような気がしていた。
「…っふ」
舌が解放され、唇からそれが離される。
要の舌先から唾液の糸が伸び、垂れた。
(酸欠だろうか…)
頭が朦朧とし、視界が眩んでいる。
いつもキスをしている側だったから、受ける側の呼吸法が分からない。
「ふっ…七海呼吸ヘタクソ」
「っぁ…ん」
要の指先が七海の胸の蕾をシャツ越しに撫でる。
(男なのにっ…何でこんなにきもち、ぃ…)
要がプチプチと七海のシャツのボタンを外していく。
するとあらわになったその蕾に要が舌を這わせ始めた。
「っあ!ぁあ…んんぅ」
とろけるように熱い舌、僅かにかかる要の吐息が妙に色っぽく肌をなぞるように流れていく。
それが気持ちよくて、俺は────
「…七海、勃ってる、」
不敵な笑みを浮かべた要の顔が余計に俺を刺激する。
これ以上やられたら俺は…
きっと俺が俺で無くなってしまう。
キスと舌だけで俺は、コイツにほだされてしまった。
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