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「雅......おい、雅」
ふわりと温かい手が頭に触れ、俺はゆるゆると顔を上げる。
「そんなところで何してる」
俺はずっとキッチンの片隅に踞っていたらしい。いつの間に帰ってきてたのか、父が困ったような顔をして俺を見下ろしている。
両腕を父の方へ伸ばすと、何も言わず抱き上げられた。父の側は安心できる。唯一、息がつける場所だった。唯一、甘えられる場所だった。父の首筋にすがり付くと、女物の香水の匂いがした。
「......仕事してたの」
「臭うか」
「少し......でも、いい......一緒にいて......」
耳元に口を寄せ、耳朶を食む。
「誘ってるの?」
そのまま寝室へ連れられて、俺を抱いたまま父はベッドに腰掛けた。
「......エッチしよ」
ベッドサイドの時計を見て、今が深夜2時であることがわかる。父だって疲れているだろう。そうは思っても、もう体の疼きは自分では押さえきれない。
「そんな目で言われたら、断れないなぁ」
父はクスクス笑いながら、俺の体に手を這わせた。
「あっ、ん......っ」
「敏感だな。どうしたの」
どうしたの、なんて涼しい顔で言うけれど、服の上からはっきりと乳首が浮かび上がるほどにしつこくそこを撫でられたら、声も出てしまう。
「んっ、んんっ」
「ハイネックを着るなんて珍しい。何か隠してるの?」
肉のない胸を揉みしだかれながら耳元で囁かれる。
「全部脱いで」
突然全ての愛撫を止められて、床の上に投げ出される。俺はゆっくりとカットソーを脱ぎ、それから下着ごとズボンを脱いだ。
「あーあ......今日の相手、鈴本だったよな。あいつ、よくもまぁ俺の雅にこんなに跡つけてくれやがって」
急に腕を引かれ、勢いで父の胸に倒れこむ。身体中についた赤い跡に、ねっとりと舌を這わせ、重ねるように強く吸われた。
「あっ、やぁ......っ」
「どっちがいい?優しいのと、激しいの」
「んん......っ、激しいのぉ......っ」
「やれやれ」
父はそう言うと、部屋の片隅に置いてあった仕事用の黒い鞄から縄を何本か取り出すと、するすると俺の体に巻き付けていった。
「んっ、はぅ......っ」
両手首を縛られた上で頭の上に上げてベッドヘッドにくくりつけられる。脚は大きくM字に開かれた上で、膝が動かないように固定され、さらに胴体ともくくりつけられる。露になった秘部に、どばどばとローションがかけられ、塗り込むように指を挿入された。
「はぁんっ......んっ、あぅ......っ」
「今日手に入れた新しいローションでな。媚薬入りらしい......ほら、熱くなってきた?」
前にも刷り込むように扱かれ、心なしか痺れるような感覚がする。
「いい......っ、きもち、い......っ」
いつの間にか後ろは指が増やされ、二本の指でどんどん解されていく。
「ぐちゅぐちゅいって可愛いね......どこがいいか言ってごらん」
激しくって言ったのに、縛られた以外はすこぶる優しい手つきなのが憎らしい。入り口から奥にかけてぐりぐりと回すように指を埋められ、奥に達するとぐいっと力をこめられる。
「ぁんっ......奥、奥がいい......っ」
「ここ?」
前立腺を掠めながら、とんっとんっと奥をつつかれるのが気持ちいい。でも、指じゃ足りなくて、もっともっとと求めてしまう。
「あぁ......これも今日手に入れたのがあってね」
がさごそと鞄を漁り取り出したのは、グロテスクなほど太く大きなバイブだった。
「そ、れ......っ?」
「なかなかない大きさだろ。これ入れたら満足できる?」
スイッチを入れると動きもダイナミックで、思わず息を飲んでしまう。バイブにもたっぷりとローションをまとわせると、ぐっと押し付けられる。
「ひっ......」
めりめりと音がしそうなほど、狭い肉をかき分けて侵入してくるそれは、いまだかつてないほどの圧迫感で気を失いそうだった。
「やっ......こわ、ね、父さん......っ」
快感よりも恐怖が勝り、父にすがろうとするも身動きが取れず、じたばたすれば縄が食い込むばかりだった。父はまるで研究者のような顔つきで、バイブを咥える部分をまじまじと見ている。
「まだ半分も入ってないけど」
そう言って、何かスイッチを押すと、ほのかな振動が中に伝わってきた。
「ぁ、あ、あ、あ......っ」
そのままハンドルを回すようにぐるんぐるんと回され、またゆっくりと挿入される。
「ほら、力を抜け」
ずぶずぶと沈められ、感じたことのないほど奥に異物を感じるも、馴れた体はだんだんと快感を拾うようになってくる。
「あっ、ぁん......っ、くる、しい......っ」
「気持ちいいの間違いだろ?ほら、全部入った」
「やぁ......っ」
そこで父はさらに縄を取り出して、埋め込んだバイブが抜け落ちないように股間に固定するように縛ってきた。
「や......っ、やだ、こんなの......っ」
父親の目の前で、足を開き極太のバイブを埋め込んだ秘部を晒す。今更だとは思うも、仕事以外でこうして縛られたり玩具を使われることはほとんどないから、緊張感と恐怖感が拭えない。
「何を今更。いろんなやつらの前で、もっといやらしいことしてるくせに」
「あっ、ぁ、あぁーーっ」
動きが変化する。さっきの振動なんかとは比べ物にならないほど、中で大きく蠢くそれに、一層恐怖感が増す。
「これっ、こわ、こわれるっ、ナカ、こわれちゃう......っ!」
尋常じゃない動きに、目の前がチカチカする。グイングインと機械音が響き、ローションと体液が混ざったものがぐちゅぐちゅと音を立てる。
「はぅ......っ」
秘部を見ていた父がおもむろにキスしてきたかと思うと、激しく蠢く中の物とは正反対に、優しく全身を舐めてくる。
「と......さん......っ」
「名前で呼んで」
「ひぃ......っ」
がりっと乳首を噛まれ、先端を舌先でチロチロと刺激される。
「やっ......もぉ」
「ほら、呼んで......そしたら、優しくしてあげるから」
反対側も噛まれて悲鳴を上げる。もう、全身痛いのか気持ちいいのかわからない。
「ほら......」
促すように頬を撫でられて、唯一動かせる首を動かし、父の手に擦り寄る。
「ひろ、ゆき......」
「うん?」
「ひろゆき......これ、もぉ、やだ......」
「どうしてほしい?」
「取って......取って、博之のでシて......っ」
まるで恋人のような優しいキスをして、縄をひとつひとつほどいてくれる。最後に残ったのは後ろに挿されたバイブだけで、早く抜いてくれと目で訴えるも、僅かにその動きを弱めただけだった。
「なん、で......っ」
「可愛いから?」
「いっ、意味わかんないから......っ」
「ぶっといバイブ刺されて、気持ちいいくせに怖いって泣く雅が可愛くて」
そう言って、バイブをぐるぐると動かされて、俺はまた泣いてしまう。
「やっ、だ、とぉさん......っ」
「名前」
またしてもバイブの動きを強められる。
「ひっ......ひろゆき......なんで......っ」
なんで、名前で呼ばせるのか。今までは仕事中だってそんなこと言わなかったのに。父は何も答えず、バイブを押さえたまま俺の体を起こしたが、当然力の入らない俺は、すぐに父の体に倒れこむ。
「舐めて。上手にできたら、これ抜いてあげるから」
目の前には、既にズボンから外に出された父の張りつめた逸物があって、俺はもう考えることもなくそれにしゃぶりついた。
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