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狭いトイレの個室の床にしゃがんで、男のモノを舐める。
ああ、いっそもっと酷くしてくれたらいいのに。頭の中は、冷しゃぶに合う副菜を考えていて、弟の顔が思い浮かんで泣きそうになった。
俺、ほんと何やってんだろう。
出会ったばっかりの男に連れ込まれてフェラして、俺の人生って何なんだろう。
「すっげ気持ちいい......」
「......だったら早くイってくれない?」
「ねぇ、今何考えながらしゃぶってた?」
「......」
「すっげー上手に舐めてっけど、心ここにあらずって感じ。あの写真もそうだったけど、あんたの心はいつもどこにあんの?」
......そんなこと、こんなやつに言われたくない。
俺の心は、ずっと、ずっと、龍弥のことばかり想っている。それを、閉じ込めて、壊そうと、いつも必死になっている。
「交代。立って、後ろ向いて」
考えるのも嫌で、機械のように言われた通りに動く。俺のズボンが脱がされて、唾液で濡らしたのか、ぬるりとした指が後孔に挿入された。
「んっ......」
慣れた身体はすぐに快感を拾って、無反応だった前が勃ち上り始める。
「ぁ、......っ」
前立腺を的確に捉えられて、ぞくりとする。もっと、もっとシて。何も考えられなくなるくらい、気持ち良くシて。
「ね......俺と付き合わない?」
「は......何言って、ぁ、んっ」
耳朶を噛まれながら、指が3本に増やされた。
「あんたの、幸せそうに笑う顔、見てみたいんだよね」
意味わからない。
「そのままでも綺麗なんだけど......ね、ウンって言いなよ、そしたらこれで、もっと気持ち良くしてあげる」
尻の割れ目を、熱いモノが擦れて滑った。
「誰、が」
「えー?」
「バカじゃないの......この俺が、そんな誘いに頷くわけないでしょ......いいから入れなよ。味見なんでしょ」
振り向いてキスをして、熱いそれに指を這わせた。
「いいね、ほんと......こんなに誰かに惚れたの、初めてだから......いつか、絶対落とすから」
片足を持ち上げられて、一気に貫かれる。よろめいた体が扉にぶつかり、突かれる度に扉がガタガタと音をたてる。
「んっ、ぁ、ふ......んっ」
「ナカも最高......そうだ、ここは?」
そう言ってカットソーを捲り上げられ、片側の乳首を引っ掻かれた。
「......っ」
「あ、すげー感度良好。今のだけでめちゃくちゃ締まった」
くりくりと摘まむように弄られれば、すぐにそこも固くなった。
「かーわい。でも、この体勢だと両方弄ってあげれないから、もっかい後ろ向いてくれる?」
再び壁に手をつくように後ろに向かされたかと思うと、すぐにまた貫かれた。そして後ろから回された両手が、両方の乳首をこね回す。
「ぁ、あ、んっ、ん」
「超敏感。もしかして、乳首だけでイけるやつ?」
親指と中指で摘ままれながら人差し指でカリカリと先端を引っ掻かれれば、どうしようもなく感じてしまう。
「どう?気持ちいい?」
「いっ......きもち、い......っ」
「あ、思いの外素直」
「ね、もっとシて......ナカ、突いてよ......っ」
「やば......その声だけでイけそう」
じゅぽじゅぽと音が響くほど激しくナカを掻き回され、乳首も執拗に責められれば、すぐに絶頂が近くなる。
「も、イく、イっちゃう、は、んっ」
「俺も限界......ほら、イって」
「あっ、奥、すご、気持ちい......あぁあんっ」
達すると同時に、ナカのモノがビクビクと震えて、熱いものが広がるのがわかった。ずるりと抜かれると、溢れた白濁が足を伝った。
「好きだよ、雅......」
力の抜けた俺を支えながら、耳元で囁かれた。
これが龍弥だったらいいのにと、無意味なことを考えてしまってやるせなかった。
もっとめちゃくちゃにしてくるかと思えば、思いの外優しくて、力の入らない俺の始末さえも丁寧にしてくれた。
腰を抱かれながら、ようやっと狭い空間から解放される。部屋に戻ると、だいぶ数は減ったが、まだ何人か残っていて、恐らくそこにいる全員が、俺たちが何をしていたか察したのだろう、父に至っては呆れたような顔をして肩を竦めていた。
「イベント当日、楽しみにしてる。それ以外でも、そのうち仕事一緒にしようよ」
「......そのうちね」
疲れた。
俺は荷物の置いてある所まで行くと、とりあえず手近にあった椅子に座って、時間を確認した。
早く帰らないと、夕飯を作る時間が足りない。
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